鰻が好きです


好き嫌いはあると思いますが、鰻が好きな方は多くいると思います。しかし魚も魚種によっては似たようなものもありますが、鰻は鰻以外では味わえないだと思います。

鰻は脂肪と旨味が豊富でありながらも、柔らかくてふっくらとした食感があります。焼いたときの鰻の香りや、タレと旨味の相性が絶妙な蒲焼きが美味しすぎます。鰻のためにある焼き方と言っても過言ではないですよね。それに加えて、鰻は栄養価も高く、タンパク質やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。特にビタミンAやビタミンE、不飽和脂肪酸などが多くあり、健康にも良い食材として言われています。

日本の鰻の歴史は非常に古く、昔から食べられていたようです。「日本書紀」では7世紀には皇室へ鰻が献上された記録があり、その頃から鰻は珍重されていたことがわかります。江戸時代に入ると、鰻は庶民の食べ物として親しまれ、特に夏の暑い時期に栄養価の高い食材として重宝されました。

関東と関西では調理の仕方が違っていて、まずは関東は背開きで関西は腹開きです。串打ちも関東は竹串で関西は金串、焼き方も関東は焼く前に蒸しが入りますが関西は蒸す工程がありません。

関東風の蒲焼きは事前に蒸すので焼き時間は短く済みますので、気の短い江戸っ子に好まれた調理法という説があります。また蒸すことで余分な脂が落ちて、皮も身もふっくらとして柔らかくなります。逆に関西風は蒸す工程がないので焼き時間が長く、金串を使いじっくりと火を入れます。パリッとした食感は関西風の特徴で、うな丼はご飯の中にうなぎを入れることも多いです。

鰻の蒲焼きも和食のひとつですが、それ以上に日本の文化を感じられる食べ物であり、やはり定期的に無性に食べたくなるものですね。






Copyright © ほぼ日記 All Rights Reserved.